望湖荘の殺人 - 長編推理小説

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望湖荘の殺人 - 長編推理小説

  • 著者名:折原一
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2014/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334723675

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内容説明

大型家電量販店の経営者・二宮大蔵に毒の塗られた剃刀と殺人予告の脅迫状が届いた。いったい誰が……? 大蔵は、ある人物の協力を得て容疑者を五人にしぼり、信州の山荘パーティーに招待した。目的は殺人者の抹殺!――大型台風が山荘を襲った夜、招待客が次々に死んでいく。生き残るのは誰だ!? 結末が最終ページまでわからない本格推理、堂々の登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

104
好色なやり手経営者「二宮大蔵」は自分に脅迫状を送りつけた犯人を探すべく、怪しいと思われる人物五人を山荘のパーティーに招待した。当日、台風による悪天候で招待客たちは山荘に閉じ込められ地獄の殺人パーティーが幕を開ける。折原氏が一度は書いてみたかったと言うクローズドの代名詞、嵐の山荘もの。「13日の金曜日」を連想させるような生き残りを賭けたサバイバルホラーチックな展開はスリル満点でほぼ一気読み。真犯人はおおよその見当はつくものの、お得意の小技の連続と作品全体に漂う狂気とカオスは非常に折原氏らしく存分に楽しめた。2014/07/15

セウテス

87
二宮大蔵は、強引なやり方で家電量販会社二宮電気を、日本有数の大会社にのし上げる。だがその私生活では、金にものを言わせ次々と女性たちを愛人としていった。中には、無理矢理脅迫をして、関係を続けるものもあった。そんな二宮の元に脅迫状が届き、彼は犯人を特定する為に、怪しいと思った5人を山荘へと招待する。典型的な嵐の山荘スタイルの物語で、命をかけたサバイバルな展開が繰り広げられる。私的に好きではない登場人物であり、色々と伏線を張っているのだが、犯人が丸解りなのが今ひとつ。折原氏らしい狂気の雰囲気が、好みの読者向き。2020/10/13

ダイ@2019.11.2~一時休止

69
折原さんにしてはオチが予想通りなのはちょっと・・・。初心者向けかな?。2014/01/07

加賀恭一郎

29
台風で連絡が全て絶たれてしまった山荘で、次々と殺されていく登場人物。 ハラハラドキドキが止まらず一気読みしたが、犯人は予想通りで拍子抜け(´・ω・`) 犯人わからない人いないのでは?笑笑 叙述トリックの魔術師の折原さんだけにハードルが上がり期待はずれだった。2018/05/06

じゅんぢ

24
折原一の作風とクローズドサークルとの相性は抜群だと思って読んだけど犯人がバレバレで残念。もうちょっと舞台をかき回す人物がほしかった。2021/07/31

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