内容説明
「あらゆる武道からかち得るもの。――本来、学んだ方々にしか理解できない何かでありながら、それは、情報としてのみ知る術のない私たちを、いつの世も激しく魅きつける。恐らくは、人間の善き部分に寄与するがゆえに」(あとがきより) 伝奇バイオレンスの第一人者である著者が、自ら古武道家を訪ね、その奥義を体当たりでルポした。
目次
其の1 荒木流拳法
其の2 関口新心流柔術
其の3 西野流呼吸法
其の4 鹿島新当流剣術
其の5 白井流手裏剣術
其の6 林崎夢想流居合術
其の7 無比無敵流杖術
其の8 楊心流薙刀術
其の9 大東流合気柔術
其の10 水鴎流武術
其の11 長尾流躰術
其の12 本部御殿手古武術
其の番外 柳生魔剣行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナンさん
1
現在から30年程前に書かれた本なので著者が若い(笑) おそらく当時の古武道の師範や先生方は鬼籍に入られた方も多そうだが現在も継承され存続されているのだろうか?一部を除いて、知らない流派ばかりで読んでいて古武道の多様さと実戦主義ならではの強さを知る。2020/12/17
Akito Yoshiue
1
何度読んでも面白い。2014/10/16
紫
0
菊地秀行先生による古武道体験レポートであります。 簡潔、軽妙な語り口でさくさく読めますが、著者の武道愛が溢れていて好感度大。 対象となるのは十二流派+ごぞんじ柳生訪問記。 ボリュームの薄さに物足りなさを感じるかも。星4つ。2012/09/16