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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さいたまのたぬき
58
ラジオ番組でもおなじみの永六輔さんが出会った 「職人」さんたちの言葉を生き方の指標として紹介する。 また鯨尺、曲尺密造?の話など この国のおかしなところをたっぷりと紹介する。 ウッチャンナンチャンの師匠でもあった内海好江師匠との対談 職人の技術継承などにも触れていく。 2015/11/25
常磐条
42
『伝統工芸と認められる資格というのは、その仕事が百年前の方法と同じでなければいけません』 『職人の仕事なんていうものは進歩はない。進歩しちゃいけない。道具でも何でも、昔からのものを使ってんのが、いちばんいい仕事ができます』 『オレたち職人は機械は使わないよ。手や道具で品物をこしらえるんだ。帰化と道具はどこが違うんだ、と言われてもねェ。職人だから、そんなむずかしいことはわからねェけど』 どうやら職人の滅亡は必然らしい……が、抗いたいね。 もう一言。『百姓ってのは、百種類の作物をつくれる職人ってことなんだよ』2015/12/28
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
29
▼【再読】永さんが出会って来た職人さんの語録、金沢職人大学校オープン時の講演の内容が記録されている。 ▼職人達が語ったプライド溢れる言葉たち、江戸っ子のエリートとしての永さんの感性がミックスされて、一冊全体が濃厚な永六輔ワールドになっている。▼2004年の出版。20年近く経った今、職人達の環境はより厳しいものになっているのではないだろうか。或いは高齢の職人の中には世を去った方もいるだろう。▼永さんが亡くなり続編は期待できない。でも、誰かの手で「その後」が描かれた本の出版を期待したいところである。2022/09/23
kubottar
15
労働基準法のせいで職人の徒弟制度が消えていったのが悲しい。2018/10/13
ヒダン
14
職人衆語録、職人との対談と著者が行った職人大学校開校式のスピーチ原稿からなる。職人の言葉はなんでもないような時にこぼれたものも多そうだが、職人は「生き方」だと言う通り矜持が透けている。他人の評価よりも自分が納得できるかどうか、自分としてはこういう生き方に憧れを感じる。一方で職人が絶滅の危機に瀕していることへの警鐘もまたこの本のテーマになっている。一つの職人芸の影に道具を作る多くの別の職人がいる。ワシントン条約で原料が入手できない職人、鯨尺・曲尺が作れない職人など法律が壁になっている例もある。2015/12/16




