朝日文庫<br> 小耳にはさもう

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朝日文庫
小耳にはさもう

  • 著者名:ナンシー関
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 朝日新聞出版(1996/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022611673
  • NDC分類:770.4

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内容説明

話題の有名人をネタにした、痛快な人物評! 没後3年たった今でもなお、斬新な切り口は唯一無二。テレビ界64人のあの発言、この発言の裏のウラをえぐり出し、抱腹絶倒の消しゴム版画と辛辣コメントが冴え渡る!

目次

ブーゲンビレアの章(貴花田光司「どけ!何考えているんだおまえら」;ミッキー安川「来る可能性ものすごく強いんですよ。さっきも電話ありましたから」;王貞治「貴花田、りえちゃんどころじゃないじゃない」;森繁久弥「このつぎ病気になるのはいつだったかなあ…」 ほか)
アマリリスの章(A・猪木の元第一秘書 佐藤久美子氏「(猪木議員は)永田町にプロレスを持ちこみ―」
野沢直子の父「私が出る(結婚式の)時は、モヒカンはやめてもらいたい」
若林正人「はい、いろいろな面で苦しいです」 ほか)
ポピーの章(落合博満夫人「一つ、FAは宣言すべき。二つ、何故なら、年俸1億、2億、3億最初に獲ってきた、調停まで持ち込んだ男、落合」;曙「優勝して当たり前だから―」;日刊スポーツ映画大賞「授賞理由 はつらつとした演技はスケール大きく、将来性を感じさせた」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

13
初期ナンシーの文章である。やや硬い。理屈を捏ねているうちに自分の感覚に論理を与えようと格闘する姿が見える。有名なデーブ・スペクターへの「筆誅」を収録。僕は二人とも好きだから困るんだが、真剣なTVウォッチャーとして同業であるがゆえに互いの評点が辛くなるようで、これはどうも致し方ない。本書連載時1993年当時、テレビが死ぬ気配はわずかに気配としてしか感知できなかったはずだ。我々はテレビ臨終後の世界にいる。もはや見ることもないから、つい先日まで「鬚男(ひげだん?)」といえば「ルネッサーンス!」と誤認していた。2020/08/28

コージー

8
16年ほど昔のネタなのだが、読みすすめるうちにその時代はこんなだったなあと、楽しんでしまった。もっと最近のも読んでみようかな。2012/07/19

Naomi

4
彼女のコラムを本の形で初めて読む。限られた文字数のなかの凝縮感がいいし,内容の的確さと辛辣さと消しゴム版画のクォリティの高さのバランスが絶妙。「いまだに彼女に代わる人材がみつからない」という声にも,うなずける。・・・そう,中途半端な「自称ロッカー」よりも,美空ひばりの方がずっとロックでしょう。2014/06/09

すずみ

4
何年たっても何度読んでもおもしろい。それに尽きる。下手に評論めいた感想なんて書けないっす。2012/08/09

大奥のじぃ

3
「ホットドックプレス」でよく読ませていただいた、消しゴム版画のナンシー関さん、なんとも楽しい文章とリズム感がある文体が好き。「理屈ぬきに面白い」とは南伸坊氏のあとがき通りである。TVサブカルチャーとお笑いを語らせたらこの作家にかなう奴はなかなか見当たらないのでは。目利きな評論者だった。今のTVを見られたらなんと酷評されるんだろう。2014/11/25

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