内容説明
世紀末ロシアの生んだ二人の作曲家が描く対照的な生の軌跡…彷徨の中から、神秘思想の音楽化をめざすスクリャービンと、革命後アメリカへ亡命し、ピアニストとして活躍するラフマニノフ。それぞれの生涯を追う初めての評伝。
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目次
序章 ロシアの音楽界 19世紀
第1楽章 モデラート
第2楽章 アダージョ
第3楽章 アレグロ
終章 ロシアの音楽界 20世紀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みこ
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19世紀から20世紀を生きた大音楽家であるスクリャービンとラフマニノフの人生を取り上げていた一冊。 そのお互いを意識し合った対立関係は有名ではあったものの、本書においては対立しているというよりは、お互い各々のスタンスで生きていて、大衆がそれに対して勝手な対立関係を意識しているように見えた。しかし、同世代に同郷で、しかし違う評価のされ方をしているライバルというのは励みになるだろう。お互いに意識していたのは間違いない、スクリャービンの葬式のエピソードがそれを物語っている。2022/02/05
NyanNyanShinji
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先日読了したサバネーエフの回想録に引き続き、スクリャービンに関する本を読みました。同世代でモスクワの音楽会で活躍したスクリャービンとラフマニノフの伝記。コントラバス奏者出身の指揮者クーセヴィツキーの前歴ををチェロ奏者とするケアレスはあるものの、当時のモスクワの音楽を取り巻く環境を知る本としては白黒ながら写真も多くて読みやすい本でした。2021/07/30
ななこ
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スクリャービン2019/01/17