角川文庫<br> 注文の多い料理店

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角川文庫
注文の多い料理店

  • 著者名:宮沢賢治
  • 価格 ¥462(本体¥420)
  • 特価 ¥323(本体¥294)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041040010

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内容説明

これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです――(「序」より) そこでは森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは踊り出す。暖かさと懐かしさ、そして神秘に満ちた、イーハトーヴからの透きとおった贈り物――。賢治の生前に刊行された唯一の童話集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

90
魅惑で恐ろしく、どこか懐かしい宮沢賢治の世界へようこそ。「注文の多い料理店」という題名はいつ見ても謎めいていて面白く、見える。自然を嘗めてかかり、全てを金で補えると思っている二人の男性に訪れる恐怖の体験。山猫達の言葉は口遊むと、どうしても憐憫と嘲笑、そして獲物をじっくりと愉しみながらいたぶるような口調になってしまうから人が悪い(笑)「山猫とどんぐり」はどんぐり達の世界に「誰が一番、優れているのか」という比較が生まれているのが世知辛い。だからこそ、それを逆手に取った一郎君の解決策は痛快だ。2020/08/22

ケロリーヌ@ベルばら同盟

68
【にゃんこまつり2022】賢治さんが、林や野原はらや鉄道線路やらで、虹や月明かりから聴きとった物語たち。それらからは、太古の昔からの人びとと自然との関わり、生きとし生けるものへの愛と尊敬が感じられます。儘ならぬ日常に、つい、心が荒む時、わたくしは、山猫の森に足を踏み入れているのでしょう。冷たい大地を割って、ようやく芽吹いた野の草を知らずに踏み躙っているのでしょう。声を荒らげて辛い進軍を指揮しているのでしょう。すきとおった風、うつくしい朝の光が、この心を澄ましてくれる事を願って、幾度もこの本をひらくのです。2022/02/28

あーさん☆本に埋もれてます(⁠╯⁠︵⁠╰⁠,⁠)

62
ほとんどが、絵本か教科書かの為、懐かしい童話集。絵が好きな方にはお薦めできない( ̄~ ̄;)2019/02/05

優希

58
きらめく心地良い世界が広がっていました。暖かくて懐かしくて神秘的な贈り物と言えますね。『注文の多い料理店』がある意味ホラーに感じますが好きです。2023/04/12

優希

56
透明できらめくイーハトーヴからの贈り物のような童話集だと思います。ほんのりとしたブラックユーモアも美しいのが良いですね。神秘の世界に酔うのが心地良かったです。ただ、『注文の多い料理店』はある意味ホラーにも感じます。2022/07/10

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