中公文庫<br> ゴメスの名はゴメス

個数:1
紙書籍版価格
¥811
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

中公文庫
ゴメスの名はゴメス

  • 著者名:結城昌治【著】
  • 価格 ¥811(本体¥738)
  • 中央公論新社(2011/12発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122026278

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

失踪した会社の同僚・香取の行方を探すために坂本は内戦下のサイゴンに赴任したが、到着早々不可解な出来事が続き、ついに坂本を尾行していた男が「ゴメスの名は…」という言葉を残して殺された。香取の安否は、そしてゴメスとは何者なのか……。緊迫した政治情勢下の南ベトナムを舞台に展開される熾烈なスパイ戦を通じて“不安な現代”を浮彫りにした迫真のサスペンス。日本のスパイ小説の金字塔。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

25
【1962_直木賞_候補】【1963_日本推理作家協会賞_候補】【1985版_東西ミステリーベスト100_18位】1998年12月19日読了。あらすじは忘却の彼方。1998/12/19

アーチャー

14
現代においては死語ともいえる”スパイ小説”の傑作と称される本作は、1960年代の作品にもかかわらず古さをまったく感じさせない。緻密かつスリリングな展開を楽しめるまさに一級品の小説だった。2013/07/12

マッちゃま

3
スパイ物の名作…の触れ込みで読んでみました。平成の今に読むと、昭和の香り満載で時代を感じてしまいました。でもそれが、この作品内の世界やと思うと良い香り付けがなされているのだと…古き良き名作を求める方にオススメです。

ブルーベリー

3
勝手にビルマの竪琴みたいな話だと思って、読んでなかった。スパイと聞くとついついOO7の派手な感じをイメージしてしまうが、実際は日陰で地味なものかもしれない。2016/01/21

浅木原

2
結城昌治初読み。1960年のベトナムを舞台にしたスパイ小説で、同じ60年代スパイ小説ってことで西村京太郎『D機関情報』と似た印象の話。ディテールがあまり書き込まれてないのでベトナムの空気感が薄く、スパイが暗躍する背景である独裁政権とベトコンの対立構造がもうひとつ話の中に明確な影を落としていないので、全体的に話の輪郭が不鮮明な印象を受ける。もうちょっと背景を書き込んで欲しいと思うのはこっちがベトナム戦争を知らない世代だからかなあ。どっちかといえばハードボイルドとして読むべきなのかも。2016/04/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/458633
  • ご注意事項