内容説明
江戸の天才浮世絵師・鈴木春信の肉筆浮世絵が発見され、商社が七億円で購入した。だが、その「春信」に決定的な贋作の証拠が! 闇に埋もれた美術品を探し出す美術探偵・仙堂耿介は、「春信」とともに消えた男・遠藤を追ってN.Y.へ飛んだ。「春信」に隠された戦慄の秘密! 事件の裏には大胆にして巧緻な陰謀が!? 浮世絵の謎と、本格推理を融合した歴史推理の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)
5
浮世絵業界って大変ですな。2019/03/19
naotin
0
なかなか面白かった。浮世絵を見ながら読みたかった。2015/06/16
kagetrasama-aoi(葵・橘)
0
このお話90年に書かれているから、まだまだ日本はバブル!高橋氏、仙堂耿介っていうキャラクター結構気に入って書いているみたいなのに、これ1作になってしまったのは、バブルが崩壊して世界観が合わなくなってしまったからなのかしら?塔馬双太郎さんがオブザーバーって感じで登場。津田さんの死を語っているから「広重」以降なんでしょう。謎解きは、殺人事件よりやはり浮世絵の謎のほうが面白かったです。「浮世絵三部作」の番外編って感じでした。2015/01/07
よう
0
1999.03.312003/03/31
tomozou
0
ゴッホ殺人事件を勧められてから、高橋克彦の美術サスペンスにはまっています。芸術的描写や時代背景など、知らないことがたくさん出てきてどの作品もよくできているなぁと感心してしまいます。浮世絵に興味を持ったことはなかったのですが、じっくり見てみたくなりました。2012/06/01