内容説明
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「古事記」の読みに作家論の視点、即ち一人の個人の強力な個的意識の産物であるという視点を導入した論考集。書き手を総体としての一人の人間としてある程度把握した上で、その作品生成の現場に潜りこむ方法論が新しい。
目次
古事記-絶対神話の文学性
古事記と祭祀-伝承のなかの祭り
絶対始原への意志と神祇令への違和
兄妹始祖神話と兄妹の恋愛の物語
島生み神話の構成意識
神々の誕生を完全なる神話として語ろうとする意識
黄泉の国の段に「古代の近代」を見る
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