大暗室

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大暗室

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥330(本体¥300)
  • 東京創元社(2012/04発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488401139

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内容説明

飛行競技大会で超絶技巧を披露する二青年。正義を旗幟に掲げる貴公子と、帝都に大暗室と呼ぶ王国を築き全世界の覇者たらんと欲する地底魔との凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

148
★★★★☆ オープニングの大曽根(父)の悪逆非道ぶりに一気に引きつけられた。これこそ勧善懲悪の王道といった感じのストーリー。 少ししか登場しないがヒロインの真弓は気丈で魅力的。友之助は能力も高くピュアな心の持ち主だが、大悪人の竜次を相手に呑気過ぎ。それより久留須老人の知略が見どころで、影の主役と言えるだろう。 竜次は大悪人だが、悪の美学のようなものも持っており、どこか二十面相に通ずる部分がある。 明智小五郎が名前だけ出てきたり、ポーの『落とし穴と振り子』がほぼそのまんま使われたり、小ネタも面白い。2020/04/02

coco夏ko10角

20
これ一冊で江戸川乱歩のあれこれが楽しめる…なんだけど、他作品の継ぎ接ぎのような。でも久留須のキャラややっぱり雰囲気はいいな。2021/12/30

旗本多忙

14
客船宮古丸が東シナ海で沈没、乗客は悉く海中に没した。だが、有明男爵と友人の大曽根、そして召使いの久留須は、運よく一艘の小舟に乗り一命をとりとめる。しかし、その小舟の上では‥‥そして20年の時が経った。遠い過去の出来事に端を発し、憎悪渦巻く戦いが今始まろうとしている。分厚い長編なれど、乱歩独特の目まぐるしく変わる場面に箸を置く間もない。パノラマ島奇談は好きじゃないが、こちらはかなり面白いが、急激に結末に動いたのは、少し残念かな。2017/07/13

ぴかりん

10
これぞ乱歩!!エロ・グロ・大悪人・アクション・地下大暗室…これでもかってくらいテンコ盛りで読者を楽しませてくれます。初めから終わりまで飽くことなく読めます。面白かったわ~~2015/04/04

明るい♂

7
小さい頃にポプラ社の少年版大暗室が家にあって、とても懐かしく思い出しながら本書を読んだ。あれ?少年版とかなり変わってない?笑2015/10/23

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