ワイズマン（４）

著者名：外薗昌也【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063141214

内容説明

ゴドーの語った「計画」により精霊が見えるようになった人々が増え始めた。的場はゴドーの計画をやめさせるために、ひとりアリゾナに向かう。的場とゴドー……真の“ワイズマン”をかけた戦いの先にあるもの、それは果たして何か――。ただひとつだけ明らかなこと、それは、人類すべてが新しい世界を体験するということ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[南註亭]

この作品の特徴は、主人公がヒーローではなかったということ。裏幻魔大戦とでもいえばいいだろうか。3.11を経験した私たちは、じつはこの作品の世界に生き始めているのかもしれない。

2012/04/01

[南註亭]

次々と目覚めるものたちが現われる。いっぽう主人公はふたたびアリゾナへ向かう。そこでの最終決戦の意味とはなにか。価値観の崩壊ではなく、精霊による破壊が始まる。ラストは非情に意味深です。一読をおすすめします。

2002/01/08