ひろさちやの仏教コミックス 輪廻のはなし

著者名：ひろさちや/吉森みき男

鈴木出版（1995/09発売）

• ISBN：9784790219217
• NDC分類：181.4

内容説明

サッカー部の一郎は、ようやくつかんだレギュラーの座を前に、盲腸炎で入院する。振り返ってみれば、これまでの人生まったくツイていなかった。そこで「釈迦の生まれ変わり」という霊能者のもとへ相談に行くことに－。クラスメートの真由美は、そんな一郎が心配でしかたがない。「ほんとうにタタリってあるの、生まれ変わりってあるの」真由美は一郎を助けるために、仏教の説く「輪廻」について学んでいくのであった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[かず]

真由美さんは、クラスメートの一郎君の浮かない様子が気掛かりで仕方がありません。聞いてみると、霊能者に「悪霊が憑いている」と言われたとのこと。「祈祷料云万円で祓ってあげる」とも。気になる一郎君の吐露を深刻に受け止めた真由美さんの心境を、部活のコーチが見抜きます。実は、彼は寺の息子で、霊能者の言を「あり得ない」と喝破。真由美さんに六道輪廻について、易しく解説し、もって一郎君を救うというお話です。巻末コラムもよかったです。「欧米的思考を無批判に摂取するのではなく、まず日本的思考で判断すべきだ」と。至言です。

2018/05/26

[nbhd]

【あらすじ】サッカー部の一郎は、ようやくつかんだレギュラーの座を前に、盲腸炎で入院する。振り返ってみれば、これまでの人生まったくツイていなかった。そこで「釈迦の生まれ変わり」という霊能者のもとへ行くことに…。クラスメートの真由美は、そんな一郎が心配でしかたがない。真由美は一郎を助けるために、仏教の説く「輪廻」について学んでいくのであった。

2018/11/25