森の生活 〈上〉 - ウォールデン

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森の生活 〈上〉 - ウォールデン

  • 著者名:ヘンリ・デーヴィド・ソロー/飯田実
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2012/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784003230718

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

145
処女作執筆に集中するため、ウォールデン湖畔の森に小屋を建てて自給自足の生活を営んだ著者のエッセイ。衣食住にはじまり芸術・教育・宗教・慈善など、隔世に身を置いた彼は虚偽と妄想に満ちた人間社会の実態を次々と糾弾する。めいめいが自分自身の生き方を発見してほしいという断りも入っているが、ここから更に容赦なくなるので押し付けがましさも感じる。古典文学至上主義な論説なんかは特に。「われわれが求めるのは実在だけである」—実生活と結びついた知識を重点的に追求する彼の教育理念や啓蒙思想のルーツをここに垣間見ることができる。2021/12/27

absinthe

121
こんな生活出来たらいいなと憧れもしたが、反面これってただの浮浪者ジャンとも思う。なかなか評価は難しい。こういう生活が出来たというのはそれはそれで凄いのだが、誰もがこのレベルで生活しようとし始めたら自然が持たない。いろいろ思索するきっかけにはなった。

マエダ

73
日本の9割くらいがミニマリスト以下の生活をしている時に、ミニマリストみたいな生活や言動をしているソロー。文明の違いが驚きだが2019/02/14

NAO

63
友人が破壊から守ろうと購入した湖畔の森に自分で建てた小屋での、半自給自足生活。知識人でありながら(知識人であるからこそ)、ソローは町での生活を捨て、自ら鍬を取り、自然と真摯に向かい合って深く内省する。「息子がアダム・スミスやリカードやエセーなどを読んでいるうちに、父親が借金で首がまわらなくなる」文士であり教育者でもあったソローの言葉は、なんとも痛烈な皮肉ではないか。多くの物を持つことが美徳のような生活様式に疑問を持ち、最低限度のもので生きようとしたソローの実験的生活は、哲学的で多くの示唆に富んでいる。2015/11/02

翔亀

62
この本を、昼下がりの水辺で、早朝の公園で、山の高く聳える木の下で、少しずつ読んでいる。現代の、都市のリズムとは合わないのだ。小説とも自然誌とも論文ともエッセイともつかない本書は、論理的/直線的/成果主義的視点から見ると、話があちこちに飛ぶし、前後の脈絡がとれなかったりする。自然の描写と古典古代の著作の引用が混然となっていて、なるほどと思う警句/比喩/詩のオンパレードで付箋をいくつつけても足りないが、結論がないように思える。でも、これだけはわかる。なぜソローは、「経済」という章を最初に置いたかが、だ。2015/04/02

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