内容説明
悪の大統領フセイドーンや輝く顎の闘魂の神・アントニーが登場する「オデュッセイア」。思いもかけぬ次第で資産家となったごろつき男が始めた新事業、超デラックス結婚式場「水滸伝」の話。女子大生の卒業論文から読む「シェイクスピア傑作選」。世界の名著を大胆華麗にパスティーシュ。爆笑のうちに教養が身につく今世紀最後・最大の文学全集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず
17
金鯱の夢を最上にしてころがり落ちる作家さん。2015/12/16
のんき
6
再読。書かれた時からもう四半世紀近く経っちゃうんだ。さすがに当時の世相と絡めた部分には時の経過を感じてしまうけれども、それでも基本的には楽しく読めるのは、やっぱり古典のすごさなのかな?2015/03/21
AICHAN
4
この人はどこまで天才なんだと呆れてしまった。こんなパロディーを書けるのは日本人ではこの人くらいではないか。
フリウリ
3
中島京子「パスティス」からの派生読書。前半はとくに、1990年代の世相が反映されているので、その時代を知らない人にはナンノコッチャ、となるであろう。おもしろいのに、もったいないような、仕方ないような。現代性を加味することは諸刃の剣だから、難しい。第2期もそのうち読もう。72023/01/23
ukmy
2
面白みを感じるための読書が必要。読了しきれなくても、いろいろな古典的作品は読もうとするべきだと思います。この頃は年齢を目に感じるようになりました。読まねば。2017/06/04