内容説明
少年時代から何事につけても作戦を立案計画するのだが、作戦通りにことが進んだためしは一度もない、という困った性格のハラダ君。そんな著者のトホホで可笑しい体験の数々。冷汗タラタラの父親参観日で、オールナイトの映画館で、気軽に入った理髪店で、初めて招かれた女の子の部屋で、果ては総理主催の園遊会で、と恐怖、深刻体験数々あれど、そっち方面はひたすら避けて、向かうは能天気な明るい方向という、爆笑のエッセイ集。
目次
1章 哀愁編
2章 冷汗編
3章 ハラハラ編
4章 色恋編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
24
原田さんは、初めは小説一本槍だったとか。しかし、エッセイのネタが豊富に有りすぎるな~。すごく特別な人生を歩んできたわけでも無さそうですが(お父様が借金こしらえた話以外)、やはり作家になる方と言うのは、とんでもなく妄想力があり、感受性豊かで想像力逞しく無ければいけないのだなぁ。色恋編では、普通の少年の出来事を面白く書いてあってそのシーンを想像できるだけに大笑いでした。2013/07/07
ゆうゆう
13
山手線のてんとう虫。ユニークな体験を惜しみなく書いている。そして、園遊会は、そういう流れなのか!ほう!すごい興味深かった。2025/06/07
Book Lover Mr.Garakuta
10
これも痛快なエッセイ集2019/06/26
ヴュルツ
5
一番笑ったのは「初めての女の子の部屋訪問」2018/03/26
かずちゃん
5
原田マハさんが、ほんの障り程度で、登場しますが、ドロップキックされたのは、可哀想、仲良し兄弟なのかな? さて、エッセイは、ユーモアがあって、面白い、子供の頃とか、学生時代の体験が多いので、誰でも、その頃は、そういうこともあるよねと、年をとって、見つめ返した気分になりました。 2017/09/15