内容説明
九種類の往生を、その印相で表す阿弥陀如来。姿や手段を変え、人々に手をさしのべる観音さま。恐ろしい顔をして、愚か者をしかりとばす不動明王。文殊菩薩は獅子に乗り、鬼子母神は手にザクロ。さまざまなほとけさまの働きや特徴が、一目でわかるマンガ版・仏像ガイドブック。初めて釈迦像をつくったウデーナ王の伝説をはじめ、仏像の興味深い起源や歴史も紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
15
仏教には興味がありますが、仏像にはあまり興味がなかったので、勉強になりました。仏教の教えを具象化するのは大変、難しい仕事だと思います。しかし、私の個人的な感想とすれば、イスラム教のように偶像崇拝禁止を徹底する方が、より仏教の教義には適っているのではないかと思います。2018/05/27
すうさん
2
4月7日に85歳でお亡くなりになったひろさちやさんの「仏像」についての本。もともとひろさんは宗教についてその教義などもとても分かりやすく解説していてずっと私も愛読者のひとりだった。特に本書は仏像について漫画で説明しておりなお一層分かりやすかった。偶像としての仏像はある意味現代では文化的な美術品としての価値はあるのだが、祈りや信仰の対象としては、自分の生き方や価値観と向き合うことになる。巻末に「仏像の前では必ず手を合わせて耳を澄まして下さい」と書かれているのがさちさんの想いであることは間違いない。2022/04/24
鑑真@本の虫
0
仏像への知識が深まった。分かりやすくて、なかなか良い。2010/01/01




