文春文庫<br> 私の東京物語

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文春文庫
私の東京物語

  • 著者名:吉行淳之介/山本容朗
  • 価格 ¥509(本体¥463)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
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  • ISBN:9784167517021
  • NDC分類:913.6

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内容説明

伊吹マリ、松永てるほなど、今はなき日劇ミュージックホールの踊り子たち、「箏曲教授」の札を掲げた娼家とその女たちとのまじわり、年に一度かつての客から香水を贈られる元娼婦の心情、赤線廃止後の向島「鳩の町」の思い出、無残にも伐られてしまった銀座の柳並木と露店の消滅、浅草や新宿にあったスポーツランド……。坂を愛し、雑踏を愛し、都会を愛した作家の眼がとらえた昭和30、40年代の東京。その懐かしい風景の数々を垣間見ることができるアンソロジー。

目次

鮭ぞうすい製造法
3人目の王様
3人の警官
菓子祭
暗い道
その魚
廃墟の眺め
蕎麦屋
昭和20年の銀座
新宿・尖端の街
踊り子
むかし恋しい銀座の柳〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

22
戦前、戦中、戦後の東京の姿を、短編小説の形で間接的に知ることができる。銀座、有楽町、新宿・・・なじみのはずの街も、淳之介さんの筆でタイムスリップさせられると見知らぬ空間に変わる。銀座の夜店などは、ちょっと見てみたかったな。街の綺麗さ、猥雑さ、両方書けねば作家ではないのだと教えていただいた。2013/06/15

rakim

8
戦後、高度成長期に入るか入らないかの時代、遊郭の名残がまだ見られ、銀座のネオンが煌めきはじめた時代の空気は人間くさくて濃密。吉行さんってモテたんだろうな、優しい人だったんだろうなと想像できます。思いがけずに面白く読みました。ゆっくり一話一話読めた一冊。2016/03/30

nuno

7
期待せずに読んだら面白かった。どっぷりサブカルチャーな空気好き。他の作品も読んでみたい。サブカルは、カフェでオシャレを表現するために消費されるもんじゃないと思います、個人的に。生き様でしょうよ2015/02/25

遥かなる影エミネム

4
吉行淳之介とデートしてみたいなぁ2017/04/22

Haru

2
吉行淳之介さんの東京にまつわる短編とエッセイでした。東京と言っても、赤線、娼婦、ストリップ、夜の東京、大人の東京です。土地勘があると、きっともっと楽しめるんだろうと思います。2017/12/26

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