内容説明
29歳の女性ディレクターが、民族間紛争の続く旧ユーゴの子どもたちを訪ね歩いた取材記。NHKスペシャルにて放映。
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目次
ネナードとの出会い
映画「思春期」
子供だけの脱出
閉ざされた街
残された写真
砲撃を逃れて
戦時下サラエボでの上映会
サラエボの歌声
思いを託す者
楽天的な闘士
セルビア人の子供たち
ぼくからは撃たない
失われた思春期
ネナードの決心
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
59
戦争によって「思春期」が奪われた子どもたちの悲痛な叫びが書かれている。ある少女は戦争が始まり1年半以上、家を出ることもできず、爆撃の恐れがあるので自分の部屋さえ入れない。トイレと廊下が比較的安全なのでそこで1ヶ月をも暮らしたという。また水もなく電気もなく、周りでは爆撃で人体がバラバラに吹き飛び、冬はマイナス17度なかで薪もストーブもなく、コップも凍っており顔も手も洗えない状況。水をくみにいくと狙撃される危険がある。そんな状況。/また同じような状況のなかである17歳の少年は語った。「ぼくにはいろんな夢2019/11/09
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