光文社文庫 狼の追跡 - 長編アクション小説

著者名：大薮春彦

光文社（2014/01発売）

• ISBN：9784334719319
• NDC分類：913.6

内容説明

ブラジル・マナウス市。カーニヴァルの熱狂醒めやらぬ夜、ジャーナリスト・安土穣の妹夫婦が惨殺された！　姪・アリシヌが誘拐された！　事件の背後に国際的な人間臓器密輸組織が……！？　姪の行方を追い、東京に戻った穣。「狼（ロボ）」の牙を剥き出しにした、孤独な闘いが始まった！　力士、特殊部隊分隊長の経歴をもつ主人公の、執拗な追跡行の結末は？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まいまい]

大藪作品にしては普通。 過激すぎる戦闘ｼｰﾝも特になく、今回は割と物語自体がメインだったように思う。 もちろん面白かったが。 どうせなら、もう少し主人公の過去など、細かい部分にもこだわって欲しかった。

2012/01/18

[のりのりのり]

面白いには違いない。 でも大藪春彦らしくないというか、暴力もおとなしめ、主人公も いつもの大藪ヒーローのように、 クールな殺人マシーンでもない。 バリバリとかの擬音まで使っている。本人がホントに書いたのか？？

2016/04/14