内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
近代児童文学の雄ふたりを取りあげ比較し、その対照的な文学世界誕生の秘密を探る。
目次
座談会 いま、賢治・南吉をどう読むか
大正・昭和の児童文学と賢治・南吉
賢治と南吉の<接点>と
短歌に見るふたり
詩に見るふたり
戯曲に見るふたり
文芸理論に見るふたり
書簡・日記に見るふたり
南吉と賢治の笑い
鳥の賢治と花の南吉
賢治の自然、南吉の自然
他者認識の分岐点
幼年童話から見た賢治と南吉
死に方の美学
<謎>をめぐる子供たち
死と生のメルヘン化
『宮沢賢治語彙辞典』をめぐって
『校本宮沢賢治全集』から『校定新美南吉全集』へ
宮沢賢治の鳥類学
メルヘンとしての「手袋を買ひに」論
イーハトヴ語の魅力
ゴンタも、秀才も、オバチャンも
ヘロンは礼をなし給ふ?
対峙する表現技法
ぼくの南吉体験
どちらかといえば、賢治ファン
私にとっての賢治と南吉
宮沢賢治 イーハトーヴ
新美南吉 岩滑
賢治・南吉 東京
町から村へ、村から町へ
描かれた南吉作品描かれた賢治作品
賢治研究・南吉研究入門
作品リスト
宮沢賢治年譜+新美南吉年譜+日本児童文学年表