内容説明
北海道へ当てのない旅に出た警視庁刑事・露無清高を、突然、一台の車が襲いかかった。殺意を秘めた見知らぬ敵に鉄弓を撃ちこまれ、満身創痍となった露無は、原始の森の中に身を隠した。だが、執拗な死刑執行人の追跡は続く。恐怖の〃人間狩り〃に隠された驚愕の異常実験！ 未知の生き物の眸をもつ魔物の正体とは！？ ──著者渾身の長編ハード・バイオレンス衝撃作！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
松宇正一
1
初西村寿行。長編ハード・バイオレンス超渾身作というキャッチに惹かれ、戦慄、緊迫、精神の哭き声とともに綴られる孤独な極限の戦いを堪能。読了後、西村寿行氏が名画「君よ憤怒の河を渉れ」の原作者だと知り、主演の故・高倉健のバイオレンスな演技と中野良子が演じた献身的な日本女性の美しさを懐かしく思い出しました。★★★2014/12/03
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- 黄金峡 講談社文庫
