内容説明
高校一年生のあかねは夏休み最後の夜、向かいのマンションで起こった殺人の瞬間のシルエットを目撃した。同じ夜、階上に越してきたピアニスト志望の女の子、真音と知り合い、二人はたちまち友達になる。翌日、あかねは刑事の訪問を受け、殺された女性は誰かの愛人で、部屋の持ち主は人気ロックシンガーであることを知って、好奇心と恐怖でいっぱいになるのだった…。危険な恋と友情の長編ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
76
あかねと同じ建物の1階上に住んでいる真音。 真音は、ピアノの名手だが、普通の人とは少しずれているので、「黒鍵」という渾名だったとのこと。 あかねと、黒鍵こと真音とにふりかかるさまざまな事件。 振り回される二人。 殺人事件をめぐって、二転三転する。 芸術と日常生活の共存の難しさを物語っていると考えることができるかもしれない。2011/08/03
どぶねずみ
29
赤川次郎さんの作品は30年以上ご無沙汰していた。小学校で『三毛猫ホームズ』シリーズを友達と違うナンバーを買って交換して読んだのが懐かしい。94年刷だったけど、そう、小学生でも読みやすい、捻りがあまりない作品だった。作風はそれほど変わっていないご様子で最後の方の返しも「あ、こんな感じか?」と思った程度。つまり、捻りを期待した私が臍曲がりになったということか(笑) 恋愛シーンも薄いし、小学生が読むにはギリギリセーフの内容かな。2020/09/17
読み人知らず
5
普段どおりの赤川先生。ズレた主人公だけど周囲もなかなか2013/08/11
fumikaze
3
1999.2.23読了。読みやすい。○。
ミケ
3
久々の赤川でした。うむ。2008/12/05
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