内容説明
紀元前三世紀インドのマウリヤ王家の王子として生を受けたアショーカ王。しかし、生まれつきの階級の低さと、醜さのため周囲から疎まれて育ちその代償として殺戮を繰り返すという残忍な性格であった。ある日、王は平和と平等を説く仏教に触れて深く帰依し、武力による統治から法(真理)による統治を目指し、仏教を厚く保護する。数々の事業を遂行し後世に名を残すアショーカ王の生涯をドラマチックに描く。
目次
1 仏教の中心地マガダ
2 土の布施
3 マウリヤ王朝
4 アショーカ即位
5 残忍ギリカ
6 仏教への帰依
7 最後の布施
ひろさちやのまんだら漫歩録―“非暴力主義”と“無抵抗主義”