内容説明
「人間が見たり聞いたりしたものは生命の糸である」(イエイツ) 自然界に満ち満ちた目に見えない生き物、この世ならぬものたちと丁寧につきあってきたアイルランドの人たち。詩人であり、劇作家・思想家であるイエイツは、自ら見たり聞いたりしてケルト民族に伝わる妖精や超自然的な生き物たちのフォークロアを採集した。そこには、無限なものへの憧れ、ケルトの哀しみにあふれ、不思議な輝きを放ち続ける。カットにケルト美術を用い、イギリス・アイルランドフォークロア研究者による的確な翻訳で、ケルト民族の情感を生き生きと伝える。
目次
時は滴り落ちる
妖精たちの群れ
話の語り手
信じることと信じないこと
人間が力を貸すこと
幻を見る人
村の幽霊たち
「塵がヘレンの目を閉じさせた」
羊の騎士
耐える心
妖術師
悪魔
幸福な理論家と不幸な理論家
最後の吟唱詩人
女王よ、妖精の女王よ、来たれ
「そして美しく恐ろしい女たち」
魔の森
不可思議な生き物たち
本のアリストテレス
神々の豚〔ほか〕



