ハヤカワ文庫JA<br> 敵は海賊・不敵な休暇

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ハヤカワ文庫JA
敵は海賊・不敵な休暇

  • 著者名:神林長平【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 早川書房(2013/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150303945

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内容説明

アプロとラテルにあとを任せ、長期休暇をとったチーフ・バスターは自伝の執筆にいそしむ。チーフ代理として留守役をいいつかったアプロとラテルは、いまさらながらチーフの有能さに感心し、一方、宇宙海賊王・ヨウ冥とその片腕であるジュビリーは、火星のバーで対海賊課戦の策を練るのだが……人気シリーズ第4弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

19
今回は夢の中へーのお話。いつしか妄想に操られるチームバスターとヨウメイたち。設定はハードでシリアスなのに相変わらずラテルとアプロの噛み合わない会話だけがコメディなのがおかしい。それでもラジェンドラのやりとり、最後の対決のアプロはかっこよかった。ただのくいしんぼ猫ではないネ。見直したzw最悪で最凶デスナ、やはし2014/06/06

キキベル

9
今回はチーフバスターが休暇をとるんですが、今までの作品より出番が多い。 敵は海賊、いつものヨウメイなんですが、それ以上に厄介な海賊課の刑事が出て来ました。 ラテルやアプロ達にとって、味方なのか、敵なのか… アプロ、活躍するのかなぁ、なんて思いながら読んでいたら、最後大活躍です。 アプロの戦闘シーンは、大好きなので、ワクワクしました。2016/11/26

イツキ

6
海賊課のチーフバスターが長期休暇を取ることから始まるドタバタ劇。自分が参加することは出来ないが特定の人間が思い描いた物語のように人々を動かしてしまう特殊能力を持った刑事が非常に印象的、このシリーズは毎回突飛な能力が飛び出しますが今回は飛び抜けていると思います。そして相変わらず全く影響を受けないアプロ、ほんの少し出身惑星について匂わせるような発言がありましたが正体が明かされることはあるのでしょうか?アプロと匋冥の一騎討ちもとても読み応えがありました。2017/07/01

ふぁぞむ

6
他者に認識されることのない男が、其れ故に他人の物語を現実のものとする能力を持つ。自分の物語ではなく、あくまで他人の物語というところがミソで大変興味深いのだが、読むたびに終盤のアプロの恐ろしさ圧倒される。残忍で過酷で容赦無い。それを承知でアプロを使っているチーフも凄いよなあ。2010/10/20

おぎにゃん

5
今回も面白かった。意識を操る「敵」に立ち向かうヨウメイは、相変わらず冷静でかっこいい。私のお目当て黒猫アプロの姿は・・・子供の頃飼っていた、「可愛いにゃんこ」が、いたぶっていた瀕死のネズミを片付けようとした私に、「牙を剥いて」来た姿を思い出した。で、しばらくすると「可愛いにゃんこ」に戻るところまでも(笑)ますますアプロからは目が離せません。2013/09/22

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