集英社文庫<br> 明日は維新だ

個数:1
紙書籍版価格
¥586
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

集英社文庫
明日は維新だ

  • 著者名:童門冬二【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 集英社(2013/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087498790

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

ペリー来航、安政の大獄、桜田門外の変、そして大政奉還。激動の幕末、刻々と変化していく時代に翻弄されながらも、自分の信じる道を貫いた男たち。坂本龍馬、西郷吉之助、高杉晋作、岩倉具視、近藤勇、新門辰五郎、大鳥圭介……。身分も立場も理想も違うが、それぞれが懸命に、自らに課した使命を全うしようと時代を駆け抜ける。鮮烈な志士たちを描く連作短編集。

目次

瓢よわれ汝を愛す
鷺知らず
密謀の里
血で消えた野火
蛍よ死ぬな
戦いの美学
海に降る雪
江戸最後の日
天なお寒し
北の果ての陽炎

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

33
図書館本。歯切れのいい文章で幕末・維新史を連作で描く。司馬さんの真似か「余談ながら」が何箇所かにあるのがご愛嬌。2019/05/03

tosca

17
そもそも幕末モノは誰の視点でも面白いけど、この短篇集は藤田東湖を始め主役級ではない人物の視点が多く、色々な角度からの幕末〜維新を楽しめて面白かった。童門氏は初読みなんだけど、コンプレックスからのヒガミとか、融通が利かないヤツとか人間の嫌な部分を意地悪く描き出すなあと感心、他の作品もこんな感じなんだろうか。ところで、「維新」と言っているのに、多くの日本人が好きであろう坂本龍馬をサラッとスルーして、龍馬ファンには物足りないんじゃないかな?とちょっと心配してしまいました。私は松平容保が好きだけどあまり登場せず2021/10/22

ちばっち

8
自分の信念を貫いて幕末を駆け抜けていった人達の短編集。「明日」「維新」という言葉から華々しい前向きなイメージだったのですがどちらかというと散っていった人達のお話でした。でもこれらの人達の屍の上に明治が、現在があるのだと改めて感じました。2016/07/01

マサキチ黒

7
暴言は承知で言い切ろう。幕末維新もので一番面白いのはこの本である。当時の物語に興味があるなら軽症者から末期症状者まで存分に満足させる。短編集なのだが【天なお寒し】でこう語る。「坂本竜馬なんぞ斬られたってちっとも惜しくない。中岡先生が殺されたのは、かえすがえすも口惜しい。」作者の童門氏はかなり説経くさい伝記を書く方だがコレはとってもいい。オススメです。

UMA

4
桜田門外の変から函館戦争までを描いた連作短編集。斎藤さんが主人公の「海に降る雪」目当てで購入+読んだものの他の作品も非常に面白くて楽しめた。斎藤さんと赤根武人の友情にじんときたり、赤根が横で寝てるのに女の人との行為をひっそり再開しちゃう斎藤さんにじたばたしてみたり、斎藤さんが霜柱を指で撫でる描写にときめいてみたり、なかなかハイレベルな斎藤一描写に大満足。斎藤さん好きには是非ともオススメしたい。2012/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/619672
  • ご注意事項