角川文庫<br> 千姫様

個数:1
紙書籍版価格
¥726
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
千姫様

  • 著者名:平岩弓枝【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041630143

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

江戸幕府の始祖・徳川家康の継嗣・秀忠と浅井長政の娘・江与の間に生まれた千姫は、政略により幼くして豊臣秀頼に嫁いだ。しかし十八の春、ついに家康は大坂城に総攻撃をかけ、千姫は速水甲斐守の娘・三帆とともに逃れた。千姫の第二の人生の始まりであった――。動乱の戦国時代に生を享け、数奇な運命に翻弄されながらも、徳川揺籃期の後見として天寿を全うした千姫の情熱にあふれる生涯を描く、長編時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともくん

58
徳川家康の孫にして、二代将軍秀忠の子、千姫。 数奇な運命を辿った姫。 女性の目線で細やかに描かれた人生。 恋を知り、花開いていく千姫の心の中まで、透かして見るようだ。 千姫の喜びが手に取るように分かる。2020/05/09

真理そら

40
女らしく恋もし傷つきもしたが、最後までかなり幸せに生きた千姫の物語。作者の千姫に向けた優しい視線が感じられて良い。が、それ以上に秀頼は生きているという設定の話の進め方や、かわいい家光の描写が好きだ。嫉妬深く、やや陰険な女のような描かれ方をしている三帆はなんとなくくノ一向きのキャラかも、と思ったりもした。2019/05/05

りょ

11
大阪城落城以降の千姫の話。大阪落城後姫路にいたのはなんとなく知っていたけど、再び嫁いだ家で嫡男にも旦那にも、義母(従姉)にも先立たれて、最終的に江戸城に戻っていたとは知らなかった。しかも春日局時代に大奥にいてそれなりに影響力をもっていたとは……。驚きが多く楽しく読めた。回りの庇護のおかげで凄い苦労をしてるはずなのに、ぬくぬく過ごしていた印象。大半創作でしょうが、女子として恋の悩み事に悩めるなんて、この時代幸せな方なんじゃないかな~2016/10/25

読りんご

9
10年以上前に読んでて 大河ドラマ観てて無性に読みたくなり再読。 やっぱり切ないラブストーリー 歴史小説って女性目線作品少なく思える。 千姫お疲れ様でしたって言ってあげたい。 2023/04/30

ミナ

9
すごく深い男女の愛憎の話なのに、すごく中学生のとき好きだったんだよなぁ。オリジナルの人物が活躍している本作だけど、さもありなんと思わせる筆致はさすが!夫婦、親子、姉弟と様々な関係が見られるけど、どれも互いを敬い尊重しているのがわかる。一方的でないところが素敵。こうした本を読んで育ったのになぁと反省する。2021/11/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/382761
  • ご注意事項