戦国旋風記 - 傑作時代小説

著者名：柴田錬三郎

光文社（2014/12発売）

• ISBN：9784334716028

内容説明

乱世の兆しが見え始めた室町末期。唐土の所葛孔明を彷彿とさせ、神算鬼謀をもって関東一円に名を馳せた、若き軍師・風祭左馬之介の活躍を描く「戦国旋風記」。また、天才的な剣豪の非凡な技と内心の孤独を鋭く抉った「塚原卜伝」、武田勝頼の最期を見極めた「謀叛」など、苛酷な運命のもとに、困難に立ち向かう男たちの、凄惨極まりなき生きざまを描いた傑作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[金吾]

○心理描写が巧みな短編集です。｢殺生関白｣は秀次乱行の背景、三成の独白、ラストと大変面白かったです。また｢塚本卜伝｣｢謀叛｣も良かったです。

2024/02/13

[秋乃みかく]

★★★★☆ 短編集。表題作「戦国旋風記」は、日本の戦国時代が舞台ながら内容が三国志そのまんまという感じでちょっと驚いた(笑)でもどれも柴田さんらしい渋い作品ばかりで面白く読めました。

2012/04/16