「感情」をなくす子どもたち

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「感情」をなくす子どもたち

  • 著者名:青木信人
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787230553

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内容説明

「教育」という制度の呪縛の中で生き生きとした感情を枯渇させ、命を削っていく子どもたち。いじめから殺人まで、多発する少年犯罪を通し、カプセル化した社会に浮遊する子どもたちの現在を測定する。-再び、他者としての子どもと出会うために。
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目次

序章 いじめの構図──鹿川君訴訟に思うこと  訴訟まで/判決とその波紋/判決文にみられる「いじめ」観第1章 幻の連帯感──「女子高生監禁殺人事件」再考 1 歯止めのない攻撃  あくことなき加虐/いじめぬく心理/孤独の集合 2 抑圧の連鎖  加虐への衝動/被虐体験の蓄積/奪われたもの 3 「力」への同化  切り刻まれた自尊心/非力感からの跳躍第2章 「他者」のいない風景 1 なぜ虐げるのか  屈折した「復讐」/宮崎勤と「他者」/人間関係の物質化/自己の絶対化 2 「他者意識」の欠落  現実感覚の乏しさ/宮崎勤の「感受性」/失われていく「感情」第3章 「感情」をなくす子どもたち 1 「城」にひきこもった少年  凍りついた「感情」/崩壊した家庭/競争社会からの脱落/暗い「城」/「城」への固執/荒涼とした「未来」 2 「いい子」の「仮面」が剥がれるとき  単純な動機/演じ続けた「いい子」/親への恐怖/失われた「感情」第4章 「感情」を圧殺するものI ──親たちの「暴力」  荒れる少年/「性」と覚醒剤に溺れる少女たち/ふみにじられる「いのち」/「教育」という名の暴力第5章 「感情」を圧殺するものII ──「命を削る場」としての学校 「力」による管理/削られていく「命」/偏差値信仰と管理主義/「学校」という制度がつくりだす「いじめ」終章 「他者」と出会う旅 1 「他者」と出会えない「あがき」──家庭内暴力を重ねる女性 2 ふたつの「便り」  ある日の偶然/母になった少女/元気な「便り」 (3)「他者」と出会う旅あとがき

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