角川文庫 天使は神にあらず

著者名：赤川次郎

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784041497777

内容説明

少女マリと黒犬ポチ――実は落ちこぼれ天使と地獄から追い出された悪魔――の地上での修行も３回目。今回は、新興宗教の総本山にやってきたマリとポチ、そこでの仕事は何とマリが自分そっくりの教祖様の代役を務めること。豪華な宮殿でおいしい食事を楽しむヒマもなく、身代わりとしてスマイル、サインなどの練習がいっぱい。やがて教団の金に目のくらんだ本物の教祖の母親が現れて……。ここは天国それとも地獄？　欲がぶつかりあう人間界で「天使と悪魔」の新たな大冒険の始まり！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[達ちゃん]

天使と悪魔のでこぼこコンビが今回も大活躍。34年前の作品ですが、原発について言及していてびっくりでした。

2023/02/23

[鍵ちゃん]

少女マリと黒犬のコンビその正体、実は落ちこぼれ天使と地獄から追い出された悪魔の地上での修行も3回目。さて今回は雪に覆われた新興宗教の総本山にやってきたマリとポチ、そこで与えられた仕事は何とマリが自分とそっくりの教祖様の代役を務めること。豪華な宮殿で美味しい食事をたのしむ暇もなく、身代わりとしてスマイルサインなどの練習がいっぱい。やがて教団の金に目のくらんだ本物の教団の母親があらわれる。ポチはけっこう気に入ったようだけど、ここは天国それとも地獄？欲がぶつかり合う人間界で新たな冒険の始まり！

2020/09/17

[ハロー]

加奈子は教祖になってストレス解消のためとはいえ男遊びを覚え不良になった。マリは天使であるが故人間を信用し過ぎて悪党にでも簡単に手籠めにされそうになって危なっかしい。たまにはポチの言うことも聞けよ。

2017/08/27

[航]

マリもポチも、普段は天使の価値観、悪魔の価値観でものを言うのに、たまにとても人間っぽい言動があって、すごく親しみのもてるキャラクターだなぁと思った。文体も最後のトリックも赤川先生らしくて楽しめた。天使と悪魔シリーズは初めてだったけど、設定もおもしろいし、シリーズの他作品も読んでみたい。

2012/03/29

[Masako Karasawa]

期待を裏切らない面白さ(*^_^*)