双葉文庫<br> 殺人を呼んだ本

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双葉文庫
殺人を呼んだ本

  • 著者名:赤川次郎【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 双葉社(2012/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575503685

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内容説明

石造りで表面を蔦が覆った古い建物、それが『野々宮図書館』だった。地下一階と二階の書庫に収められた厖大な蔵書は、そのどれもが何かしら犯罪に関係したものばかり。殺人事件の現場にあって血に染まった本とか、首吊りで一家心中したときの、踏み台代わりにされた本とか。蔵書整理に雇われた松永三記子は、早くも不気味な事件にまきこまれ……。

目次

この指にとまった幽霊たち
明日の希望を
殺人を呼んだ本
隠れんぼうした本
長い約束

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鍵ちゃん

7
林の中の古びた洋館…それが私立野々宮図書館だ。ここに所蔵されている本はどれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。殺人現場で被害者が抱いていた本や連続殺人犯が愛読していた本、首吊り自殺の踏み台として使われた本など…。この一風変わった図書館に住込みで勤めることになった松永三記子。彼女が書庫の本を手に取ると、その本にまつわる不思議な出来事が次々起こるのだった。一冊の本が引き起こす様々の事件を描く。2020/12/25

ake7🍀 ゆるんだ人からうまくいく

6
積読本消化。石造りで蔦に覆われた古い屋敷『野々宮図書館』で住み込みで働く事になった若い女性主人公。所属されているのは普通の本ではなく、それぞれがいわくつきの… こんなわくわくするシチュエーションがあるだろうか。ストーリーはちょっぴりオカルト風ミステリー。いつの頃からか、赤川次郎氏の本は、ミステリーの中でもいわゆるヤングアダルトというか、「軽めの読み物」のような決めつけが自分の中にはあった。この作品を通して、改めて作者の豊かな創造力と、読み手を必要以上に暗い氣持ちにさせずに楽しませるその魅力に氣づかされた。2022/01/03

アルパカ

3
若いころたくさん読んだ赤川次郎作品。「図書館へ行こう」という本で本を巡るミステリーとして紹介されていたので。軽妙で楽しいやりとりでサクサクと読める。何かしらの犯罪にまつわるという本を集めたこの野々宮図書館で働きたいなあ、と思った。(住み込みだけれど(笑))本の整理をすればいいなんて私にとっては夢のような仕事、うらやましい。貴重な書を巡るビブリオマニアの兄弟の話は、ちょっと恐ろしい。2016/08/04

青い向日葵ෆ*

1
PSのホラーゲーム「夜想曲」での原作。ゲームが、クリア出来ずに原作買いました(笑)林の中にある怪しげな野々宮図書館で、たった一人で住み込みの図書館員になった松永三記子。そこは、殺人や死にまつわる本たちだけが集められた図書館だった。客がまた、死者だったり何かと事件に巻き込まれる三記子だが、持ち前の明るさで謎を解き、供養するみたいな…。ずっと読んでいたい面白さがあり、またゲームの話も解りやっとスッキリです。2009/08/03

依茅

0
久しぶりに再読赤川次郎先生はさらっと読めて、読書初心者にもオススメです。2016/06/06

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