内容説明
古代史マニアの老画家が、「マ」という文字の記された紙片を遺して殺された。事件を追う作家が、そこに、古代史最大の謎といわれる邪馬台国の真のありかを暗示するメッセージを読みとった! 彼が、殺人事件を追及しつつ到達した、その斬新かつ説得力あふれた「新・邪馬台国解読法」と殺人事件の真相は? ※電子書籍版では一部資料が割愛されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TheWho
8
著者初読みで、題名と裏面の解説に惹かれて購入した一冊。老画家が殺害された事件を切っ掛けに起こった連続殺人事件に邪馬台国の真相が絡んだ歴史ミステリー。冒頭から高木彬光著の「邪馬台国の秘密」を登場させ、意識しながら邪馬台国の真相に迫っていく。そして30著の参考文献を会話に混ぜながら、まるで論文を読んでいるかの如く著者の邪馬台国に対する熱意が伝わって来た。しかしながら神武天皇が朝鮮出身であるとの論説には少々戸惑いを感じられた。ともあれ歴史ミステリー好きにはお薦めの一冊です。2017/03/29
ほにょこ
3
★★★☆☆ 殺人事件はいらないです。邪馬台国の謎一本に絞ってほしかったと思います。マスターキーのところはなるほど!と思いました。魏志倭人伝の謎って日本人が考えているから謎なだけで、中国の専門家に聞けばすんなり解決するような気がしないでもないですね。 2020/10/19
y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)
2
邪馬台国系ミステリー(笑)。『邪馬台国の秘密』にも言及されていてびっくり!2019/01/21