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内容説明
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季夫は久しぶりにおかあさんとおばあちゃんのうちに行く。そこでイトコの理子ちゃんと一緒に、奥さんを亡くしたあきらおじさんをなぐさめることになる。けれどふたりとももう六年生になっていて、以前のように仲良くするのがなんとなく気恥ずかしい。ひとり公園で絵を描いていたおじさんとふたりは、いつのまにか物語を作りだし、その中で三人のぎこちなさは消えていく・・・
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
51
おじさんは、じぶんの右手にワニの目を、左手にりんごをかき、これはワニが守っていたりんごをおじさんがぬすみに行ったところだと話した。ところがそれがほんとうになった。(「BOOK」データベースより)2016/01/13
ひめか*
46
無性に岡田さんの物語が読みたくて再読。まず題名のネーミングセンス☆岡田作品ってみんなそう。題名を読んだだけでわくわくして本を開きたくなる。開けばあっという間にその世界の虜になる。このお話は、手に描いた絵で話していたらそれが現実になって物語が進んでいく。あきらおじさんの妻である道子おばさんが亡くなり、道子おばさんが死ぬ間際におじさんに言おうとしていた言葉を知るために、季夫と理子はあきらおじさんの元へ行く。悪役としてワニが出てくるが怖いワニも実は悲しみを抱えていて…感動のフィナーレ!すごくいい話だ(泣)2014/05/10
takaC
18
いい話でした。ありがとう。2012/08/09
Te Quitor
9
手に描かれた絵から次々と生まれる物語。「物語を作り出す」ということの面白さが伝わってきました。この本は、岡田淳さんの他の作品と比べると表現の仕方にひねりを加えているように思います。でも、子供達を不思議な世界へと誘い出す、話の展開の上手さは変わりませんね。とても楽しい発想です。生み出された物語の中から知りたい「言葉」が明らかになっていく、その描写も素晴らしいな・・・。心が温かくなる、とても良い物語でした。2012/12/15
ダンゴ☆ルッチ
3
物語はもちろんですが、「あとがき」もオススメです♪2014/05/25