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内容説明
水滸伝の舞台となる梁山泊は黄河が作る水溜まりであった。そこに集まる大親分宋江をはじめとする天こう星三十六人、地さつ星七十二人、あわせて百八人の豪傑たち。彼らは皆、日本の豪傑とは異質な存在である。先ず梁山泊をはじめ水滸伝の四つの舞台を検証する。ついで大豪傑宋江、魔法使い公孫勝、花和尚魯智深、殺陣の達人李逵ほかの役柄と彼らの虚実おりまぜた活躍を紹介・分析し、現代の日本人が水滸伝の魅力に接近する道筋を探る。
目次
第1章 水滸伝の舞台
第2章 水滸伝の構成
第3章 水滸伝のライン・アップとその変化
第4章 水滸伝と2人の羅貫中
第5章 小役人宋江から大豪傑宋江へ
第6章 魯智深と李逵
第7章 公孫勝と大僚討伐
第8章 美女と刺青―一丈青扈三娘のこと
第9章 九天玄女と宿元景