角川文庫<br> ぼくがぼくであること

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角川文庫
ぼくがぼくであること

  • 著者名:山中恒
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041417010

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内容説明

夏休みのある日、小学校六年生の秀一が突然家出をした。その波紋は、静かに深く広がって激しく家庭をゆさぶった。家出さきで出くわしたさまざまな出来事―ひきにげ殺人事件の目撃、武田信玄の隠し財宝の秘密、薄幸の少女夏代との出会いなど―がきっかけとなって、教育ママの母親や優等生の兄妹の重圧から秀一は解放される。崩壊寸前だった家族が手探りで歩む再生の道とは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

55
再読です。家出した少年が薄幸の少女と出合い成長する物語。田舎の風景、埋蔵金の謎…ハラハラする展開にワクワクしますが…。うーん、今読むと時代を感じてしまいますね。現代の価値観では受け入れ難い部分も多いです。特に母親の毒親ぶりが。私はこういう昭和の児童書の濃さは好きだけれど、現代の子供には受け入れられないかも。。2020/05/24

ルコ@お気に入り返しする

24
1,2時間でササっと読めました。 秀一には共感するところがまあまああって・・・。 僕らの7日間戦争のような大人に抗うっていうか子供の私からしたら凄いスッキリする話だなと・・・思ったりして。 マユミのような妹がうちにもいるもんだから・・・。(すぐ母親のもとへ走り寄りチクる。) でもすこし「老人と夏代の家」のような場所があるのも楽しそうだなぁ。 2016/08/08

takaC

22
コメディかと読み始めたが違っていた。切手代から物価補正すると、秀一がもらった5000円の価値は、80÷15×5000≒26667円てことだろうか。2012/09/13

はる

21
久しぶりに再読です。家出した少年が薄幸の少女と出合い成長する物語。以前読んだときはハラハラする展開にワクワク、面白かったように感じたのですが、いま読むと結構重い内容ですね。現代の価値観では受け入れ難い部分も多いです。母親がいくらなんでも酷いなあ。

かつやん

16
親と子達の物語。  母親を嫌うようになった子供たちの様子が描かれいるけどこんな小学生いるか?と思ったが境遇によってはいるのかもしれない。作者が子供の時に体験した事を文章にしたらこうなるのか...言葉が大人ぽっくて小学生に思えなかったが、作品の時代背景や戦国時代についてふれている関係なのかな。 家出をモチーフに親と子の関係をうまく物語りに取り込んでいました。さすが児童文学の最高傑作で考えさせられました。 そして面白かった!!2014/04/20

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