集英社文庫<br> 妖説忠臣蔵

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集英社文庫
妖説忠臣蔵

  • 著者名:山田風太郎
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(1991/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087497625
  • NDC分類:913.6

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内容説明

大義のために血盟を誓った3人の武士の中に、ひとりの裏切り者が。疑心暗鬼となった彼らのひとりが殺されひとりは自決し、事件は解決したかに見えたが……。仇討ち遂行のためには手段を選ばぬ大石内蔵助の冷酷さを描く「殺人蔵」ほか、おなじみ忠臣蔵を彩る人物たちの意外なエピソード。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

53
「忠臣蔵」題材の5つの中・短編集。「赤穂飛脚」は松の廊下の刃傷をいち早く国元に伝えようとする浅野家早駕籠と、それを阻止しようとする盗賊たちの活劇で、ラストがいい。「殺人蔵」は、赤穂浪士のなかの裏切り者を大石内蔵助が見事な推理で明らかにするミステリー。江戸で貧に窮する浪士と、京で酒色に溺れる大石狂乱の姿との対比が不気味な「蠢臣蔵」。四十七士のなかで最も目立たない義士を描く「俺も四十七士」。タイトル通りの噂を不忠臣の赤穂浪士が探る「生きている上野介」。うまいなあ山風先生。10年ぶりの再読ですが、面白すぎる! 2025/09/29

星落秋風五丈原

26
忠臣蔵という大木の、今日はあちらの枝、明日はこちらの枝と書いてみると、こうなる。「殺人蔵」はミステリー、「蟲臣蔵」「俺も四十七士」は、あまりにもまばゆい光に負けてしまった浪士の悲劇と、物語の雰囲気も様々。松の廊下の刃傷の前触れに始まり(「赤穂飛脚」)、討ち入りの一年後で終わる(「生きている上野介」)この短篇集は忠臣蔵の端緒である刃傷を小さな芽とすれば、最後は枯れ木に咲いた徒花といったところか。主君の一大事を知らせるため、江戸・赤穂間を5日間で走った事で有名な飛脚。2003/07/21

出世八五郎

10
忠臣蔵ものの短編集で連作ではない。文庫化にあたり『行燈浮世之助』『変化城』が著者により外されたと縄田一男の解説が充実している。『殺人蔵』で大岡越前守が語り手として登場するが、縄田一男の解説を読むまでは気付かない。山風の作品は色々と敷居が高いというか、読者に優しい面が多いが優しくない面もある。貝賀弥左衛門この名を御存知ですか?2014/05/14

冬至楼均

8
”中心”よりも外縁を書いた作品の方が面白い。「赤穂飛脚」はど直球過ぎてらしくない。2014/03/15

金目

7
スポットライトの影だけを描いたような忠臣蔵外伝の短編連作。松の廊下直後の早飛脚とこれを追う兇賊らの暗闘を描いた「赤穂飛脚」、内蔵助の冷酷冷徹ぶりが大岡忠相の目線から語られる「殺人蔵」、色に溺れた脱盟者の「蟲臣蔵」、一方で義士に加わりながら光を浴びられなかった「俺も四十七士」、義士2番隊を題材にした「生きている上野介」の5本。忠義を標榜しながら、それだけで生きるわけにはいかない人々のなんと狂おしいことか。俗に言う48人目こと毛利小平太は、忍法忠臣蔵よりはこっちの方がマシな最後だったかも分からんな2017/03/13

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