内容説明
センスは服を買うときだけ必要なものじゃない。立派にセイシュンするのにも、すぐれたセンスは欠かせない――というわけで、学校では教えてくれない学問論、愛情論、教養論、常識論を開講する。独断と毒舌パロディに満ちた饒舌エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
還暦院erk
6
図書館本。橋本治の理屈は疾走する。後ろに時代時代の流行語(=今や死語)をまきちらしながら。…でも、このエッセイ集では、シンプルなp221「プロになるのは今やそう難しいことでもなく、難しいのはプロであり続けることだ。他人のめんどくさい意見を無視したら、プロはやがてプロであることから失格してしまう。…譲歩が表現を生むなんてことを知らないのは、可哀想だ。」が一番心に残った。2015/10/28
ピラックマ
2
これもグサグサ突き刺さる言葉一杯だけど、何より歴史のアウトラインを押さえるために中公文庫版「日本の歴史」全26巻を3回通読したとか橋本氏を支える力の秘密を垣間見れたのが収穫。2011/08/20
koishikawa85
1
最初のほうのアフォリズムを読んでいるだけで腹が立ってくる。意味不明。処分。2016/11/03
笠井康平
1
橋本治による『晩年』。2011/08/20
急性人間病
0
「迷宮の中の家出少女」がぼくにとっての致死的な劇物になることだろう。あまりよくわかってなくてもその予感だけは確かだ。2023/01/15