内容説明
女帝エカテリーナの命により特使ラクスマンに伴われて大黒屋光太夫が帰還した。ロシア漂流・抑留民として初めての生還であった。これよりロシアによる通商交渉は頻繁になり、北の黒船の出没に対する幕府の北方警護と、これに因む蝦夷地の領土化が急速に推し進められた。本書は、多くの漂流・抑留民の事蹟と、その送還を契機に、日本との通商関係樹立を画策するロシアの行動をとおして、江戸時代における日露交渉の実態をさぐる。
目次
第1章 ロシアと日本の接触の初め
第2章 ロシア人の日本への接近
第3章 日露最初の会談
第4章 日露交渉の破綻
第5章 日露関係の緊張
第6章 日露関係の鎮静化
第7章 日本開国への道
第8章 日本の開国と日露国境の画定
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