内容説明
刑事安芸新八の妻・真澄は、一人息子の守介を連れて郷里の新潟県十日町に向かっていた。途中、豊富な金の産出で賑わう国分村に立ち寄った際、飢えた七人の少年に襲われ、守助は撲殺され、真澄は性交奴隷として飼われるはめに……。行方を追う新八も村人の罠に落ちた。復讐に燃え、鬼と化した夫と妻の凄絶な怨念を描く著者渾身のハード・バイオレンス衝撃作!
感想・レビュー
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tan_keikei
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息子を殺された上に陵辱・監禁されしかも性奴隷にされた人妻が復讐するお話かと思いきや、性と生の根源に立ち返った女が原初的な呪術を身にまとい夫唱婦随で共同体を破壊する物語でございました。復讐鬼と化した妻の口調が途中から時代物めいた口調になりますが、そこはスルーして読みましょう。2012/06/17
kent
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昔の西村寿行さんの記憶は確かにエロっぽい表現でした。この本でもその傾向はかわりませんが、読ませる要素が減ったような。後半は何が言いたいのかわからず読むに耐えられない。言ってしまえばもはや小説ともいえまへんな。2010/10/31