内容説明
微かな香水の残り香、さりげなく流れる視線、妻がさも気乗り薄そうに応じる女友達の誘い、――自然が不自然に変わる一瞬、平穏な日常に悲劇は突然にやってくる。意外なことから、いっきに人生がひっくりかえってしまう。大人のための、危険で、素敵な夢物語、25話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぎんりん
1
バブル前夜、金曜日の妻たちへ、なんかが流行った時代への郷愁の気持ちで読むとしっくり。2015/08/20
カオル
1
男女の仲にヒビの入る瞬間。なんでもないようなことでふと気持ちが冷める瞬間。7ページでぐいぐい引き込むなあ。2015/02/03
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.0…毒気が強い本です。明らかに女性が書いたって言うのが明確に分かる作品。一応いっておきますとかなり性的な作品が多いので要注意。まあ、扱う内容が内容だからなぁ。ああ、と思ったのは本の些細な事柄であっという間に愛情が冷めていくという「瞬間」。この作品の数作のような明らかなそれはないけれどもあるといえばあります。まさに「もうねぇな。」というものが。ちょっと女性でも読むのはきついかなぁ…2012/04/04
RENO
0
2002年9月8日