アクター（８）

著者名：かわぐちかいじ【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784061026094

内容説明

“魔性のお梅”という役がどんどん自分のものになっていく英子。だが、妻を毒殺してまで男を奪い取る心境には、まだいきつかない。そんな英子の甘さを、恋敵でもある、お岩役の岩上はするどくついてくる。イジメともとれる演技指導に英子は必死でついていくが、貧欲な女の愛情は表現できない。伊右衛門に抱かれるシーンでも、恥じらいと戸惑いを捨てきれない英子だったが、キララによって、呼び覚まされるものが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ビーフハート]

関係性の変化が演技にダイレクトに影響する、という展開がまだまだ続く。そこにちゃんと細かい起承転結を入れているのが流石。濡れ場が多いけど。

2017/09/19