内容説明
シッダールタは王子としての境遇を捨て、家族を捨てて出家する。苦からの解脱、真理の体得をめざして、苦行に身を投じたシッダールタは、数年の後、苦行の 無意味さを知り、林を出て菩提樹の下に座す。そしてついに悟りを開き、ブッダとなるのである……。シッダールタを出家へとかりたてた苦悩とはなんだったのか?そして悟りとは?開示されるおシャカさまの心の軌跡。
目次
1 出家
2 マガダ国
3 苦行
4 悟り
5 布教の旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
14
1989年に発刊された全108巻にも及ぶシリーズです。原作者は仏教学者のひろさちや先生。東大大学院で印度哲学を修めた方で、一般人にも分かり易く仏教を紹介する事をライフワークとされています。第1巻から第3巻までがお釈迦様の生涯のお話であり、第2巻である本巻は、出家した後の苦行の実践→苦行の取り止め→悟り→梵天による布教の周旋→初めて真理を他者に説明する「初転宝輪」へと進みます。そして、最初に理解した5人の苦行者と、それぞれが衆生を導くべく別れるところで第3巻に続きます。単純に読み物としても面白いと思います。2018/02/18
いもこ
1
仏教コミックス②。ついに悟りをひらいたシッダールタがブッタに。マーラとのやり取りが面白い。2009/04/10
風は山河より
0
「苦行」ではなく「中道」2018/08/01