ビッグコミックス 同・級・生（上）

著者名：柴門ふみ【著】

小学館（2013/07発売）

• ISBN：9784091818218

内容説明

名取ちなみと鴨居透は同じ大学に通う同級生。付き合って3年の仲だ。就職活動時期に突入し、鴨居とちなみは市場調査会社でアルバイトを始めるが、鴨居はちなみが課長の海江田の話ばかりをするのが気に入らない。早く大人になりたい、と鴨居はちなみとも距離をおき、会社訪問にいそしむ。その後、ふたりの別れはあっけなくやってくるのだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[kaikoma]

新入社員から若手の主人公たちが、今や定年間近なのですね。80年台の東京の毎日が、若者の誰もが恋をしていたり、全てがきらびやかでは無かった筈なのに、当時の良き東京の雰囲気を思い出します。今読み返しても、主人公たちの気持ちのすれ違いにヤキモキします。

2021/01/23

[しらたま]

同い年同士がすれ違ってゆく恋愛の難しさを痛感した。寂しがり屋で強がりなことは矛盾しないんだな、とちなみを見て思った。

2019/07/15

[ニコラス＠ケンジ]

これも面白かったが 「花束みたいな恋をした」を やや思い出した。 恋愛は歳が近い者同士でやった方が 楽しい勝負 がそうなのかどうかは分からんが いつまでもウジウジしないで 女は割とサクサク人生の選択を決めていく 頼もしさがある

2022/12/07

[もりちゃん]

久しぶりに再読。30年近く前の本だけど、あの頃のこととかがよみがえる気がする。そう確かにあの時は輝いていた瞬間は忘れていたくないなあ。人間は若い時の宝物をどれくらい持っているかで生きていけるのかもしれない。

2017/05/05

[かち]

いつの時代も男女はひた向きで、すれ違う？

2015/09/26