内容説明
北海道の鉄道を舞台に、大戦をはさんだ激動の時代を力強く生きる人々を描く、愛と感動のドラマ。大正14年11月の朝、室伏雄一郎は、父と母の二つの骨壺を持って函館本線の乗客になった。父嘉一が死んだのは10年前、雄一郎が10歳のときだった。嘉一は故郷の須賀利を出て死ぬまで25年間、一度も故郷に帰らなかった。5年前に胃潰瘍で死んだ母も同様だった。雄一郎は無給の駅員見習のちにやっと本雇になり、今、故郷の南紀州の墓に両親の骨を納めるために旅立つのであった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺしみち
1
千枝が今時の子みたいで笑ってしまう。2018/04/15
アルプスの空♪
1
むかーしNHKの朝の連ドラで放送 日色ともえさんだったかな~~・・・SL、青函連絡船、大戦と鉄道員、大正末期を時代背景にした兄弟愛、恋愛、夫婦愛のせつなーーい物語です。静かに じんわり読書に浸れます。
みち
0
明治、昭和初期の恋愛小説。戦争の空気が濃くなる中で、一生懸命生きている姿は見習う所が沢山ある。2013/01/13
とりみ
0
北海道の鉄道員夫婦のお話。 1ページ目から 引き込まれてます。 これから 中巻読みます。2019/12/02