光文社文庫 殺人現場へ二十八歩

著者名：都筑道夫

光文社（2014/08発売）

• ISBN：9784334708733

内容説明

２８階のホテル『ハイライズ下町』が国際通りに華ばなしくオープンした。ロビーは従来と同じで、人間模様の縮図となった。掏摸も忍び込み、コールガールも現れる。果たせるかな開業早々、奇妙な事件が発生！　ホテル専属探偵こと田辺素直元刑事の名推理が冴え、事件ごとに読者の期待を高めていく。浅草風俗も活写した名作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[フリウリ]

ホテル好き、探偵好きにはたまらない都筑道夫の「ホテル・ディック」シリーズ1作目。浅草の高級ホテル「ハイライズ下町」（浅草ビューホテルがモデル）の警備係、元・刑事の田辺素直が、ホテルで起きる事件を解決。初出は昭和61（1986）年。同年には田原町の仁丹塔が解体されていて、その記述が本文に出てくるなど、1980年代前半の浅草周辺が色濃く記された「都市小説」です。初出はすべて週刊サンケイ臨時増刊「小説WOO」、その後「サンケイノベルズ」の1冊としてまとめられています。国会図書館デジタルで借りました。8

2024/09/18

[keik29]

Reader版で

2016/02/14

[kanamori]

☆☆★

2010/09/29

[みっく]

浅草のホテル舞台のミステリー。猫のあんかが欲しくなったけれど庶民には買えないな〜

2010/03/10