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内容説明
織田信長、豊臣秀吉が「本物の男」と認めた戦国の雄・前田利家の甥として生まれながら、一生涯、特定の主君に仕えることなく、己の人生哲学をひたすら求め続けた男・前田慶次郎。調略・城の受け渡しなど、戦乱の世の争いにかかわり、蔭で抜群の働きを示しながらも、自らの立身出世は決して望まなかった慶次郎。軍師的、策士的な人間となって、多方面で活躍した後、申楽師の乗阿弥に導かれて風流の心を磨いていった“脱世俗の生き様”とは……。「自分だけの生き方」を模索しながら、激動の時代を駆け抜けた男の人生を綴った本格歴史長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あここ
4
序盤は面白かってんけど。慶次郎が大人になって好き勝手動くようになってからがちょっと。。。1人に仕えるのは嫌や、信長は嫌いや、城もらっても飽きたわ、いらんわ。納得できる理由で動きたい、その人の力になりたい。分かるけど。勝手すぎる。よう殺されへんかったなぁ。何で好かれたんやろ。利用されてたんやろか。お金積んだら動く男やし。誰を助けたいのか、目指すところな何なのか。何がしたいんやろううって分からんかった。自分の思惑通りに政略が動くのが面白かったんやろか。何にも縛られず生きれて自分は幸せやったやろな2016/05/01