内容説明
長いあいだ埋もれていた「横山大観」の若き日の傑作が発見された。そのニュースに美大の助手・茂木は愕然とする。数ヵ月前、雪深い秋田の商人宿で、行きずりの男が茂木に見せた絵がそこにあった……。次第に明らかになる12年前の殺人事件の真相は? 名探偵・岡部和雄警部の推理が美術界の暗部に迫る。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅本 泉
7
画壇や絵画については詳しくないものの、横山大観の絵が好きなので読みました。画壇の閉鎖性や贋作を売ったりしても罪に問われない等、広くて狭い業界について知れた。2016/12/27
まあさ
4
内田康夫のかなり初期の作品らしく、作品タッチは某大御所トラベルミステリー作家にすごく似ていて、読んでいて違和感がありました。絵画の贋作をめぐるミステリー、さらにはその贋作作家の偽物なる人物も絡んでおり、まさに「偽物」づくしの作品でした。2020/02/23
まいAMI西
2
【再読】 浅見シリーズと違って渋い傑作で、じっくり楽しめます。岡部警部のスマートさが美術界の事件には似合います。2019/03/27
ゆきりんりん
2
岡部警部シリーズは初読み。途中ダレてしまったけど、途中からは面白かった。画壇の閉鎖性と贋作の説明は興味ひかれた。2016/09/01
zatugei
1
久しぶりの再読。内田康夫の初期作品はやはりおもしろい。美術品の贋作問題の奥深さに興味深々。2018/05/08
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