河出文庫<br> さよならを言うまえに

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河出文庫
さよならを言うまえに

  • 著者名:太宰治【著】
  • 価格 ¥240(本体¥219)
  • 河出書房新社(2011/11発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309402246

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内容説明

生れて、すみません――三十九歳で、みずから世を去った太宰治が、悔恨と希望、恍惚と不安の淵から、人生の断面を切りとった、きらめく言葉の数々をテーマ別に編成。太宰文学のエッセンス!

目次

わが半生を語る
生きること、愛すること
「芸術」について
「人間」というもの
津軽通信
如是我聞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナクマ

26
「甲府市の妻の実家が…焼夷弾でまるやけになったので…津軽に行かざるを得なくなった」生家での心地の悪い居候生活。いろいろが見えすぎそして表現しすぎる感。◉ほか、「僕たちには青く見えるものが、女には赤く見えているのかも知れない」「幸福は一夜おくれて来る」「村の人たちにとっては、山の木一本渓流の石一つすべて生活と直接に結びついている筈だ。そこには、風景はない。日々の糧が見えるだけだ」◉68年に編まれた太宰の箴言集(の文庫版)。短い人生で大量に書き散らした、何故だか目の離せない男。清烈な、という文字が浮かんだ。→2023/02/04

nobody

15
欲があるからごまかそうとし、生活が難しくややこしくなる。ごまかし切れなくて失敗する。無欲と正直。「気弱い内省の窮極からでなければ、真に荘厳な光明は発し得ない」「私たちは、この『自信の無さ』を大事にしたいと思います。卑屈の克服からでは無しに、卑屈の素直な肯定の中から前例の無い見事な花が咲く」。故に文化の本質は含羞(はにかみ)であり、文化にはハニカミというルビを振る。その敵、サロンの神の淵源は家庭のエゴイズムである。これがまあ太宰の哲学である。ところがそれだと文化は弱く敗けるもの、“曳かれものの小唄”となる。2017/12/11

mstr_kk

3
再読。太宰治の名言集+「津軽通信」「如是我聞」です。いい編集だと思います。2016/03/02

北川

2
好きだ。太宰治はどうしてこうも人の心にえぐりこんでくるのだろうか。言葉のみならず、描写や生き方そのもの。考えさせられることが多い。心にくる文章に出逢うと、ぞくっとする。2011/12/27

わたし

1
読みやすいところをパラパラと読んだだけなのに、心にくる言葉が多かった。2016/04/09

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