内容説明
雨の横浜・紅葉坂で、貿易会社の社長が殺された。しかも十日ほど前にはこの社長の出張先名古屋で、車から二千五百万円が強奪されていた。容疑は身近の部下にかけられた。しかしルポライター浦上は、別に真犯人がいると信じる。調べるうち、謎が次々と!横浜、名古屋、福岡、秋田等を結ぶミステリーの秀作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
19
ルポライター浦上シリーズ。子供まで産ませてポイ捨てした女が何人もいるという貿易会社の社長が被害者。出張先で大金を盗まれ、数日後には殺害される。2つの事件は関連するのか?いずれもアヤシイのは内部事情をよく知る者と社長に捨てられた恨みを持つ女子供。物証、アリバイの両面から警察がターゲットとする容疑者に疑問を持つ浦上。独自の視点で、行方不明となっている非嫡出子姉弟と完璧なアリバイがある社員に迫る。コレ、真犯人の仕込みが結構不安定なんよね。普通に考えると、警察がもっと早い段階で気づいてるはず…そこがちょっと残念。2020/08/20
kanamori
0
☆☆★2011/10/17