内容説明
愛とは幻想です。男と女の間に生まれた忠誠も敬慕も慈しみも、また背信も嫉妬も猜疑も、すべてが愛という名の幻想なのかも知れません。けれど、この永遠ならざる幻想が、どのように輝き、何色を映して笑い謳うのかは、また別の問題です。そう、哲人ソクラテスの問うたように「汝、自身を知れ」と、本書は優しく易しく語りかけます。それこそ、偽りのない愛に満ちながら――。「女性論」から「人生論」へ大きく飛躍をみせる、軽妙にして煌めきを放つ、好エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
31
初出の記載がないので、いつ発表されたエッセイか(もしくは書き下ろしなのか)正確には不明なのだが、記述内容から推測すると三十代前半に描かれたもののようだ。小説家デビューも果たしているせいか、内容自体は『知的悪女』シリーズと比べると、かなり緩くなっているのが印象的(いや、もっと正確に言えば、最大の影響は藤田宣永の存在が大きい)。とはいえ、小池真理子は『知的悪女』の頃から、いわゆる女性解放運動とは別の場所から発言していることを説明してはいた。(つづく)2024/05/16
mumi
0
何も知らずに読んだら初版が昭和62年のエッセイだった。どことなくバブルの香りがする。小説はそうでもないけどエッセイだと年月が経つと古く感じてしまうのはなぜなのかな。2026/01/22




